2008年7月2日水曜日

學而(がくじ)第一-八

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子曰、君子不重則不威、學則不固、主忠信、無友不如己者、過則勿憚改、

子(し)曰(のたま)わく、君子重からざれば則(すなわ)ち威(い)あらず。学べば則ち固(こ)ならず。忠信(ちゅうしん)を主とし、己(おのれ)に如(し)かざる者を友とすること無かれ。過(あやま)てば則ち改むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ。

先生がいわれた、「君子はおもおもしくなければ威厳がない。学問をすれば頑固でなくなる。[まごころの徳である]忠と信とを第一にして、自分より劣ったものを友達にするな。あやまちがあればぐずぐずせずに改めよ。」
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■良い友やライバルを持て。自分に過ちがあればすぐに改めよ。

 良き師、良き友を持つことは、良き人生にとっては不可欠なことだ。昔から悪事の陰には必ず悪友がいる、と言うではないか。自分を高めるには、やはり自分に何かしらの良い刺激や示唆を与えてくれる友人やライバルを多く持つべきであろう。「類は友を呼ぶ」とも言う。やはりそのような良い人物と関係を持ちたいのなら、まずは自分自身がそのような人物になるための努力が欠かせないのだ。良い友には、忠実に、誠意と信頼を持って付き合うべきだ。またしっかりと学問をしていれば、頑固にならず、そのような付き合い方ができるはずだ。

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