2008年7月5日土曜日

為政(いせい)第二-五

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孟懿子問孝、子曰、無違、樊遲御、子告之曰、孟孫問孝於我、我對曰無違、樊遲曰、何謂也、子曰、生事之以禮、死葬之以禮、祭之以禮、

孟懿子(もういし)、孝を問う。子(し)曰(のたま)わく、違(たが)うこと無し。樊遅(はんち)御(ぎょ)たり。子(し)之に告げて曰わく、孟孫(もうそん)孝(こう)を我に問う、我対(こた)えて曰(いわ)く、違(たが)うこと無しと。樊遅(はんち)曰(いわ)く、何の謂(いい)ぞや。子(し)曰(のたま)わく、生けるには、之に事(つか)うるに礼を以てし、死すれば之を葬(ほうむ)るに礼を以てし、之を祭(まつ)るに礼を以(もつ)てす。

孟懿子が孝のことをたずねた。先生は「まちがえないように」と答えられた。[そのあと]樊遲が御者(ぎょしゃ)であったので。先生は彼に話された。「孟孫さんがわたくしに孝のことを問われたので、わたくしは『まちがえないように、』と答えた。」樊遲が「どういう意味ですか。」というと、先生はいわれた、「[親が]生きているときには礼のきまりによってお仕えし、なくなったら礼のきまりによって葬り、礼の決まりによってお祭りをする[万事、礼のきまりを間違えないということだよ]」
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■コラムは後日記載する

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