2008年7月9日水曜日

八佾(はちいつ)第三-九

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子曰、夏禮吾能言之、杞不足徴也、殷禮吾能言之、宋不足徴也、文献不足故也、足則吾能徴之矣、

子(し)曰(のたま)わく、夏(か)の礼は吾(われ)能(よ)く之を言えども、杞(き)は徴(しるし)とするに足らざるなり。殷(いん)の礼は吾(われ)能く之を言えども、宋(そう)は徴(しるし)とするに足らざるなり。文献(ぶんけん)足らざるが故(ゆえ)なり。足(た)らば則(すなわ)ち吾能く之を徴とせん。

先生がいわれた、「夏の礼についてわたしは話すことができるが、[その子孫である]杞(き)の国では証拠が足りない。殷の礼についても私は話すことができるが、[その子孫である]宋の国でも証拠が足りない。古い記録も賢人も十分ではないからである。もし十分なら私もそれを証拠にできるのだが」
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■コラムは後日記載する

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